久しぶりに、友達の田中くんから、電話があった。

田中くんは、IT関係の自営業をやっていて、家兼事務所で、一人でコツコツ仕事をしている人だ。

何かと、ネットを駆使して、いろんな情報を仕入れるのがうまく、数か月に1回は会っている。

一般人と見方が違うので、その視点が面白い。

田中くん「もしもし」

油「おおー!情報通!久しぶり!どうしたん?」

田中くん「オリンピック見てますか?」

油「時間あるとき、見てんで!」

田中くん「オリンピック、エロい目で、見ていいですか?」

油「ええんちゃう?みんなのオリンピックやから、どぅ見ようと自由やで!」

田中くん「ありがとうございます。でも、1個も勃起できないんですが・・・」

油「それは、年(年齢)ちゃうか??」

田中くん「いや、エロさを感じないんです。観客も含めてです。」

油「リオのカーニバルぐらいやから、もっと、ド派手なオリンピック期待しててんけどなぁ・・・」

田中くん「おっしゃる通りです。私も、リオのカーニバルのイメージで、リオのオリンピック見てたら、

まったく、イメージが重ならないんです。」

油「確かに・・・、テレビの画面だけ見てたら、どこの都市でも、いい気がするな~」

油「テロ対策したら、カーニバルの女の子もテロリストも、すべて、いなくなった気がするなぁ・・・」

田中くん「シンクロしないということですね。。」 

油「うまいこと言うたつもりやろ~それより、サッカー、観た?ブラジルとホンジュラスの試合」

田中くん「観ました」

油「あれ、ヤバい試合やったで。ホンジュラスは、どつく、蹴る、押す、もう何でもありみたいな暴力チームやな」

田中くん「私は、15対0くらいを予想してました」

油「そぅ、そぅやねん!あんな反則がいけるなら、もう、サッカーより格闘技の選手連れてきた方がええんちゃうかな・・・」

田中くん「最後、ネイマールとホンジュラスの選手、ユニフォーム交換してましたよ。」

油「そうやねん!あんだけ反則されて、腹立つやろうに、ユニフォーム交換できるって、どんだけ心広いねんって話やろ?」

田中くん「 昨日の敵は今日の友ですね。」

油「 俺さぁ、一番気になるの、リオのキリスト像、あれ、どぅやって建てたん?あんな、山の上に、どうやって建てたか、知りたいわ~」

田中くん「リオのキリスト像の付近、犯罪者が多くて、危険地帯らしいです」

油「みんな、気になってると思うから、テレビで取材とかすべきじゃない?怖くていけません!って、それ、どぅなん??」

田中くん「そこにいくまでのケーブルカーが一番危険らしいですよ。強盗多発地帯らしいです」

油「俺、緑色に変わったプール問題、あれ、いつのまにか、解決してたけど、どうやって解決したん?」

田中くん「 最初に、塩素ぶちこんで、目が痛いと水球か飛び込みの選手からクレームあって、ようやく、水全部入れ替えたらしいです。」

油「学校のプールでも、5月まで、緑のプールやから、水入れ替えるもんな・・・、塩素バンバンいれて直るなら、日本全国の学校のプール、塩素入れるだけで、水替えせずにすませるやろ~、水道代だけで、ごっつい高いねんから!!」

田中くん「循環がうまくいかなかったらしいですよ。」

油「それより、マラソンで、コース横断してる観客多数いたけど、あれ、ええの?」

田中くん「走ってる選手に、サイン求めないだけマシじゃないですか?」

油「学校の部活動でない種目で、出場してる奴って、どういう風に、そのスポーツに出会うの?」

田中くん「例えば、フェンシングのあの選手は、親がやってたらしいですよ」

油「学校スポーツ、サッカー、バレー、バスケ、野球、水泳、柔道、陸上、卓球、ラグビー、新体操、テニス、ゴルフは、分かるわ。

百歩譲って

大学で、

馬術、テコンドー、水球、ウエイトリフティング、ホッケー、ゴルフ、体操、レスリング、高飛び込み、シンクロ、トライアスロン、競歩、トランポリン、フェンシング、ボクシング、ヨット、自転車、カヌー、ハンドボール、ビーチバレー、ボートは、出会うきっかけあるとしよう。

でも、射撃、アーチェリーとか、選択肢を選ぶ機会がないもんな。これ、おかしくないか?」

田中くん「オープンウォーターって競技知ってます?」

油「なんやそれ」

田中くん「海や川を10km泳いで順位を競うスポーツです」

油「10kmって25mプールを400本泳ぐやん、しかも海ってヤバいやろ?」

田中くん「テレビで放映されてないけど、過酷なスポーツあるかも・・・ですね」

油「いや、ほんまに。でも、それぞれの競技連盟が、出場決めてて、ある程度、こいつが上位にきそうやなって奴は、目星がついてるっていうのは、なんかおかしくないか?」

田中くん「もっと自由に出場決めた方がいいってことですか?」

油「テレビは、突然、メダリストが産まれました!!って放送してるけど、誰でも出れるわけじゃなく、めぼしい奴が出てるねんから、そら、突然ちゃうやろ?」

田中くん「確かに、ウェイトリフティングとか、メダルが最初から確定してるみたいなもんですもんね」

油「そうやねん。甲子園みたいに、無名の高校から這い上がりました!みたいなドラマは、ほんまは、ないやろ?」

田中くん「でも、最後の最後まで分からない逆転劇が、今回は多かったので、面白かったです。」

油「バドミントン、泣いたわ~。男子バドミントンの裏カジノ事件が、頭から消えた瞬間やった」

田中くん「男子も金メダルとれたかも・・・って後悔させられましたね。」

油「大学の体育の授業で、バドミントンで国体に出場した女の子が同級生にいて、

バドミントンで試合してんけど、球の速度が、男の俺より速いもんな。速度が全然ちゃうねん。腹立ったから、その女の子に、身長も高いし、

おまえは、トマホークや!アメリカのミサイル、トマホークってあだ名つけたら、そこから、4年間、ずっと、トマホークってあだ名で、みんなに呼ばれてたで。

かわいそうなことしたなって思ってるねん。女の子やのに・・・。でも、あのショット打って、こっちがやられた!って顔してる時に、どや!みたいな顔してて、悔しくてなぁ・・・」

田中くん「それ、彼女の心の傷になってますよ」

油「ごめん!って謝りたいわ。数年前、大金持ちを結婚して子供産まれたって聞いて、ホッとしてるとこや」

田中くん「蚊の問題も、どこかに消えましたね・・・」

油「住友化学の業務用の蚊除去の薬がバンバン売れたって話やろ!?」

田中くん「日本のテレビで見れるオリンピックって、ほんの一部なのかもしれませんね・・・」

油「そうやで、自転車のBMXとか、日本人選手出てないから、放送しないかもしれへんけど、いや、放送してたのかもしれんけど、観てないもんなぁ」

田中くん「僕のエロい目では、ビーチバレー観たかったです」

油「灼熱の砂浜で、裸足で歩くだけでも、地獄やのに、その上、バレーするって、もうヤバいやろ?」

田中くん「身長がポイントになるスポーツと、そうでないスポーツと分けた方がいいかもしれませんね」

油「そうやねん。体操とか身長低くてもいいけど、バレー、バスケってどう考えても、日本人不利やろ?」

田中くん「射撃とかアーチェリー、トランポリン、ヨット、カヌーに予算かけて、強化しろ!と言いたいんですか?」

油「そうやねん。テレビ的には、面白くないかもしれないけど、確実に金メダル狙った方がいいやろ?それか、日本人と背の高い外国人をどんどん掛け合わせて、50年後の身長高い日本人を製造していくとか・・・」

田中くん「50年計画なんですね・・・」

油「アメリカが強いのは、人口だけの問題か?多民族国家も影響してると思うねん。いろんな犬種をかけあわせた複合犬というか、なんかそういうの、人気やん。人間でも、ハーフとかクォーター、可愛いやん。あの陸上の選手も、ハーフやろ?日本は、国際化に向かって突き進んでいくねんから、もうボーダーレスやって。」

田中くん「でも、そうなれば、国別対抗のオリンピックの意義あります?」

油「そこやがな・・・そういう問題起きてくるから、ややこしいな・・・」

田中くん「いっそのこと、会社対抗とかにしたらどうでしょう?」

油「商業主義です!って宣言するわけやな・・・ナイキ対ミズノみたいな試合やな?」

田中くん「でも、いろんな会社が応援してる選手の所属がおかしくなりますね・・・」

油「あっ!そうなるやん。どうすんの?」

田中くん「となると、今の国別対抗が最良ということになりますね。」

油「消去法による現状維持かぁ・・・なんか、官僚主義みたいで嫌やな。新しい価値観の創造をしないと・・・」

田中くん「今、企画したら、何十年後、それがスタンダードになってるかもしれませんね!!」

今年のオリンピック談義は、結構盛り上がったかもしれない。