ネーポンを探して


ネーポン昔









ネットで、昔のドリンクを復活させたという記事を読んで、

一度飲んでみたいと思って、

どこに売ってるのか?と探してたら、

心斎橋パルコの地下2階の食堂に売ってると書いてある。

心斎橋パルコは、大丸心斎橋の横にある。

心斎橋パルコ・・・

改装されてから、行ってない。

そういえば、コロナが問題になり始めてから、

心斎橋商店街すら、行ってないことに気づく。

車置くとこないし、

どうしよう!?と悩むまま、数か月すぎた。

そして、ついに、

先日、念願の心斎橋パルコに突入。


1階は、まぁ普通の感じだったが、

エスカレーターで、地下2階に降りると、

地上1階の洗練された雰囲気は、なくなり、

そこにあらわれたのは、

アメ村の一角か!?

クラブの中か!?

というある意味、荒廃した街がそこにはあった。


ここは、心斎橋パルコやんな!?

アメ村ちゃうやんな!?

と、自分で再確認が必要なほど、

ありえない街がそこにあった。


心斎橋パルコの経営者も、

かなり、思いきったことをやったと思う。

地下2階の中央には、DJブースがあり、

アメ村にいそうな若者が、皿を回していた。

どんな音楽だったか、記憶もないが、

あの雰囲気で、爆音で鳴らしていたら、

もう、クラブだと思う。


ネーポンを売ってるTANK酒場のカウンターの中には、

唇にピアスのドレッドのおじさんがいた。

「ネーポンが欲しいんですが・・・」

と言うと、

おじさんは、手の平を下に向けて、人差し指をまっすぐ差出し、

「あっち」

と言った。

やばいよ、おじさん。

地上1階の館内案内のお姉さんは、綺麗な制服を着て、

場所を聞いたら、

「地下2階でございます」

と丁寧に教えてくれたのに、

地下2階に来たとたん、

「あっち」

なんて、言われてしまう。

これは、このギャップを楽しんで欲しいという、

心斎橋パルコの意図なのか?!

それとも、私は、夢を見ているのか?

頭がくらくらしてしまう。

言われたとおり、あっちの方向に行くと、

ネーポンがずらっと並んでいた。

「1本欲しい」と

店員に頼むと、

そのまま、渡されるのかと思いきや、

ぷちぷちの包装材で丁寧に巻いてくれる。


ネーポン復活


包装は、まだ、百貨店っぽいんだ~

感心しながら、

周りを見渡すと、

フロアの各店舗に、若いお客さんがたくさんいて、飲んでいた。

集客という面では、成功かもしれないが、

このお客さんのうち、

上の階の商品の購入をしてくれるお客さんは、何人いるんだろうか!?

と、

ふと、思った。

そんなことを考えてたら、

包装してくれていたおじさん店員が、

「袋いりますか?」

と聞いてきた。

袋無料なんだ~

とまたまた感心。

心斎橋パルコで、こんなに、

カルチャーショックを受けるなら、

久しぶりに、心斎橋歩かないとあかんなぁと

思った。

ちなみに、ネーポンの味だが、


ファンタオレンジの薄いバージョンと考えていい。

子供の頃、飲んでないので、

これが、ネーポンかどうかすら分からないが、

買って飲むほど、たいした味ではない。

ネーポン+スパイス

みたいな感じにしたら、もっと売れるんじゃないか!?

と思った。





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