ゴーツーキャンペーンを使って・2・姫路再訪

チェックインを済ませ、

近くの居酒屋で、

晩御飯を済ませた。

慶応大学の友人が提唱する

『2階以上の飲食店の方が美味しい確率が高い』

という説に従って、

よく調べもせず、

日航姫路の目の前にあったビルの2階の飲食店に

入ったが、

このコロナで、大してお客さんもいない中、

愛想のない接客、

調理技術の未熟な料理に、

その説、立証ならず!と心の中で叫んでいた。

後から、慶応ボーイに聞くと、

大阪の北新地では、その理論が立証されるらしい。

他の地域ではあしからず・・・なんて言われて、

慶応ボーイの大らかさに、あきれてしまう。

やはり、庶民が、慶応ボーイに接近するのは危険すぎる。


晩御飯を済ませたあと、

大浴場が、たしか22時くらいまでだったので、

急いで、ホテルに戻って、

大浴場に向かった。

私の中のイメージでは、姫路市内を一望する絶景の露天風呂だったのだが、

実際、行ってみると、

大浴場は大浴場なのだが、

外が見えないようになっていた。

写真では、外が見えるようだったので、少し騙された気分になった。

しかも、

ホテル内にスポーツクラブがあって、

その中の一施設という造りで、

大浴場の横のサウナに入ってると、

常連客同士の会話が聞こえてきた。

「久しぶり~最近来てた?」

「たまにな~風呂だけ入りに来てる」

話をそのまま聞いてると、どうやら、姫路市内のお金持ちの人たちが

このスポーツクラブを利用しているようだ。

なるほどな~

ただ、新型コロナが騒がれてる中、サウナの中で、

会話を止めてほしいと思ったが、

そんなことは、今日一日限りの新参者は言えないので、

はやばやと、サウナを出て、

夜空が見えるジェットバスに向かって

そこで、少し、夜空を見てゆっくりした。


外は見えないが、

この場所は、なかなかリラックスできる。


施設内に、プールもあったが、

スタッフが一人いるだけで、

誰一人泳いでいなかった。

部屋に戻って、改めて、部屋をじっくり認識し始めた。

日航ホテルなのに、

シングルルームがあること、

いまだに、部屋の鍵が普通の鍵だったこと、

照明の明るさの調整ができなくて、

テレビを観るにも、文字を書くにも、少し暗いこと

など、

不満が出てきたが、

12階から見える姫路の市街の夜景に、満足した。

前回、たしか、隣のビルの壁しか見えなかったので・・・

新聞1紙だけ無料とのことで、

日経新聞を頼んだ。

明日の朝、読む暇はないだろうが、

時間が空いた時、暇つぶしにいいだろうと。

後から、聞くと、

14階、13階は、カード式の鍵に変わってて

12階の改装は、これかららしい。

エレベーターから、自分の部屋まで直線の廊下を歩くのだが、

部屋が一番奥だったので、

距離が長すぎた。

あっ!

そういえば、

おかしなことが・・・

私が、エレベーターからおりて、長い長い廊下を歩いて自分の部屋に

たどり着くと、

真向いの部屋の前に、不自然にたたずむ綺麗な女性がいた。

鍵を持って動かないその姿は、

不自然極まりないので、

少し恐怖を覚えた。

若い時は、女性を見ると、セックスすることしか考えないのだが、

年をとると、

女性の怖さをしみじみ感じるので、

ドアの前で、全く動かないその女性に

不審感を感じつつ、

問題なく、自分の部屋に帰ることを願って、部屋に入ろうとすると、

「すいません!」

なんて、

声をかけられた。

「うわっ!」

「はい!」

と驚くと、

女性が、「ドアの開け方が分からないんです」

なんて言う。

「あぁ・・・」

ホテル特有のドアで、鍵を開ける方向に倒しながら、

ドアのノブを回さないといけない方式なんで

どうやら、それが分からなくて

悩んでいたらしい。

じっとしてたのは、分からないので、

固まっていたとのこと。

とりあえず、

おかしな女性でないことにホッとしつつ、

急いで自分の部屋に入った。

寝る前に、あの時、バーでも誘っていたら、

今夜は、楽しい夜になったかなぁ・・・なんて思うが、

明日、仕事だし・・・

と考えると、

そのまま眠ってしまったようだ。

つづく。。。





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