生徒会長選挙


中学2年の時だった。

次期生徒会長選挙の立候補届け出期間が迫ってきて、

同級生の中で、

誰が立候補するのか

話題になっていた。

「生徒会選挙に出る」とか

一言も

一回も

私は言ってないのに、

なぜか、私が会長に立候補するかも・・・

って噂になってた。

同じクラスの奴らに

「でろよ!」

とも言われたが、

「いいわ~」と断ってたのだが、

だんだん日程が近づくにつれ、

出ろよ!という奴らが

隣のクラスからもやってきて、、、

閉口していた。

しかも、たちが悪いのは、

真面目なグループに属する奴らの支持ではなくて

ちょい悪系のグループが支持するとのことだった。

先生に歯向かえるおまえなら、

生徒会を改革できるやろうなんて

勝手に思い込んだらしく・・・

そんな期待に応えられない理由があって、

生徒会に入ると、放課後残らないといけないのと、

先生にアゴで使われるイメージしかないので、

嫌だったのだが、

あまりに、みんなが言ってくるので、

まんざらでもない気持ちになってきた時だった。

これは、いったん親に相談しないと・・・

と家族会議に・・

父は、先生の犬みたいになるから・・・と言って反対

母は、当選できるなら是非なってほしいと賛成

と意見は真っ二つに分かれた。

名誉職に興味がなかったので、

やめとくと言うと、

高校への内申書に書いてくれるから、

いい高校に行けると、母が再度の説得。

父は、やめとけ!の一点張り。

兄は、ソフトボール部を自分で創設したくらいだから、

兄が私の立場なら

喜んで立候補するだろうが、

私は、たまたま中学1年の文化祭で、

目立ってしまって

爆笑とって

全校に

名前が知れてしまっただけで、

人より目立とうとなんて、これっぽちも思ってなかった。

家族が険悪な雰囲気になる中、

他の立候補予定者がいる!という情報が飛び込んできた。

7組のK君が出る!と言ってるらしい。

へぇ・・・

じゃあ、俺出ないでいいやん。

と、ほっとした。

ただ、それを聞きつけた同級生が黙ってなかった。

真面目でチビぐらいの印象しかないK君が、

会長になっても面白くないから、

「やっぱり、でろ!
んで、改革しろ」

なんて、言ってくるヤンチャグループが、熱心に口説いてきた。

毎日、塾が忙しくて、生徒会で居残りできるほど

余裕がないので、困ってた。

ある日、

教室で一人でいると、

そこを見計らったように、

K君が、わざわざ7組から出張ってきた。

私は、4組だから、

よっぽどでないと、しゃべる機会もなかった。

というか、

存在は知ってたが、彼は陸上部で

私は、水泳部だから、話す接点もなかった。

そんな彼が、この時期に話しかけてきたのは、

なんかあるな・・・



即座に思った。

K君「生徒会出るん?」

私「ん?生徒会?

でーへんで。

安心して」

わざわざ、最後に「安心して」という言葉を付け加えたのが、

うれしかったのか、

ちょっぴり微笑んで、

「そうなんや」と言って去っていった。

やっぱり、探りかぁ・・・

気が小さい男やなぁ・・・

と、なんかガッカリした記憶がある。

自分に自信があるなら、対抗馬の動向がどうなろうと関係ないわけで、

怖かったから、

聞きにきたんだろう。。。


中学2年の時に、次期生徒会会長を選ぶので、

中学3年生の先輩の票が大きい。

中学1年生の時の文化祭で、爆笑をとってしまったので、

変に知名度だけあるので、

3年生は、名前の知らないK君より

爆笑のおもろい男の私の方に投票するだろう。

立候補して圧倒的に負けるなら、やめとこ

という気持ちもあったかもしれない。

どちらにしろ、

有力な対抗馬が出るのか出ないのか

それが重要であった。

出ないなら、他に立候補する奴はいないから、

無投票当選が決まる。

そこまでの読みも彼にはあったと思う。

僕が、彼の立場なら、他人が出るか出ないか

興味はなくて、

演説会でいかに面白い演説するかに時間をかけると思う。

戦略家なのか

気が小さいのか

分からないが、

真面目なのかもしれないが、面白みのない奴だなと思った。

その後、

なぜか、

彼と私は、同じ大学に行くことになった。

中学時代には、到底想像できなかった。

人生は、不思議なものだ。

彼への評価は、中学時代の

「生徒会選挙でるん?」の一言で

低くなってたのだが、

大学卒業後の進路を聞いて、

えーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!



ひっくり返った。

俳優になりたいから、東京へいったらしいとのこと。

大学時代に、

演劇にずっと打ち込んでたのは、人づてに聞いてたが、

まさか、大企業にいけるにもかかわらず、

その道をいかず、

俳優に!?!?!?!?!?!

彼を見直したので、

そこで、やっと高評価になった。

難関国立大学を出て、己の才能を信じて

俳優を目指すなんて、

大馬鹿じゃないとできないから、

そんな大胆な決断をできるなんて・・・

ただ単に真面目なだけの男ではなかったんだな・・・


ただ、

中学時代から知ってる私は、言いたかった。

俳優に向いてないと思うで!

だって、

スター性が、一つも感じられないだもん

まぁ、本人に会う機会がなかったので、

直接言えずじまいだったが・・・


ネットで、名前検索すると、

今は、

劇団を経営してるようなので、

芸能界で生き残ってることは、彼の努力の成果だと思うが、

俳優としての彼の名前が、メジャーシーンで

観ることができないのは、

私の見立てが、間違ってなかったと言えるだろう。

人は、成長すると思うが、

スターは、生まれながらにスターだと思う。

野球の野村監督が、

エースと4番バッターは、育てられないと

言ったように、

スターは、生まれながらにしてスターだと思う;。

努力して、

スターになる場合もあるかもしれないが、

それは、異例と言った方が確実だろう。

そんなことを

最近、ふと、思った。










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